二都物語

続きまして、ツヨポンの舞台【二都物語】。
１３列目・ほぼ端っこでしたが、めちゃくちゃよく見えて、会場に入った時は、
　　「ちゃんと見える～～！！」
と、感激で胸が熱くなったくらい（笑）
また、舞台は奥行きがすごくて、セットのスケールもでかくて、すごい！！と。

そして気づきました。
【バーン・ザ・フロア】で私が座っていた席（７列目）は、潰されていたことに…。
８列目から端まで客席がありました。

ほら～、だからやっぱりあの席は、ステージが見えにくいんだってば～！
【ＢＴＦ】の時もそうしてくれたらよかったのに～！！

そして【二都物語】。

開演前から流れていた音楽がステキだな～と思っていたら、ＯＰの曲からカッコ良くて素晴らしかったです！
サントラが欲しい！と思ってしまった。
（先日観に行った映画【桜、ふたたびの加奈子】のサントラが、まったくもって映画のシーンと合っていなくって合っていなくって…。吾郎さんは好きだと言っていたけど、私はだったんです…。）

そんでもって、キャストが凄い豪華！！
劇団★新感線の橋本じゅんさんがいらっしゃる～～
須藤理彩さんは、パンフレットを見るまで、まったくわかりませんでした！

ストーリーも日本版にうまくアレンジされていて、わかりやすくて、【僕に炎の戦車を】に比べたら、もうもう
ツヨポン演じるスクネの出生の秘密は、開始５分でわかってしまう、単純ぶりではありましたが（笑）

個人的には、ミミ（堀北真希ちゃん）がもっと観たかったな～。
スクネとの絆の繋がりをもっと出して欲しかったな～とも。
でもそうすると、サクヤが、ミミと重なりすぎてしまって、生まれ変わりでもないのに、おかしい感じになったかもしれないので、あれくらいでよかったのかも。
また、スクネの、
　　「あなたはミミとは正反対だ。」
というセリフも生きてくるし。

ストーリーの内容に関しては、考えさせられるものでした。
一人一人の考え方とそのバックボーンと。
自分自身の心の正義を伝えたいのに、悪名高い父親の名のせいで、理解してもらえない者。
憎しみが膨れ上がりすぎて、周りが見えなくなってしまう者。
過去の憎しみを捨て、娘の為に擁護にまわる者。
陰に生きながら、光を求めてしまう者。
愛する男がいながら、別の男に嫁ぐ者。

１番好きなシーン・セリフは、スクネをヤマタイへ旅立つように仕向けておきながら、彼が行ってしまった後、
　　「スクネがいないのは…寂しいです…」
と呟くクコチヒコです。
涙がぁ～～

ラストシーンは、ツヨポンのパンフレットのページを読むと、原作とは違う形にしたみたいですね。
個人的には、あそこでサクヤが、赤ん坊を「スクネ」と呼んだら、完璧だったのにな～、と思いました。
せっかくスクネ自身が、サクヤを母として語っているシーンだったので。

しかし偶然なんでしょうけど、【桜、ふたたびの加奈子】とちょっと重なりますね（笑）
こちらも転生輪廻ネタかと（笑）

でも本当に素晴らしい舞台でした！！